もう3月なのにまだまだ寒いなあと娘が言うので、
「ほら、よく『暑さ寒さも彼岸まで』って言うでしょ」とは言ってみたものの、
お彼岸について、それ以上の知識がほとんどないことに気が付き、焦りました。
お彼岸の時期はお墓参りをする、ということも知っていますが、ではいったいいつがお彼岸なのか?
毎年日にちが決まっているのか?と聞かれるとよく分かりません。
しっかりと調べて小学生の娘にもきちんと分かるように説明したいと思いました。
お彼岸2015はいつ?
まず、お彼岸は、1年に二回あり、春のお彼岸と秋のお彼岸があります。
春のお彼岸は、春分の日を中日として、その前3日間とその後3日間の7日間。
春分の日は、だいたい3月21日で、祝日となっていますが、変動する年もあります。
秋のお彼岸は、秋分の日を中日として、春分の日と同じように前後3日間がお彼岸の期間です。
秋分の日も、年によって変動はありますが、だいたい9月23日頃。この日も祝日になっています。
2015年のお彼岸は、
春のお彼岸は3月21日が中日で18日から24日です
秋のお彼岸は9月23日が中日で20日から26日です
お彼岸の意味は
春分の日と秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ同じになる、季節の変わり目です。
もうすぐあたたかくなるよ、もしくはもうすぐ涼しくなるよ、という励ましの意味も込めて、
「暑さ寒さも彼岸まで」と言われます。
また、仏教でいう彼岸とは、生と死の向こうの悟りの世界のことであり、
現世において苦の多い私たちが、悟りの世界と一番近くなる日が、お彼岸とされています。
そのため、お彼岸の時期に、おはぎやぼたもちなどをご先祖様にお供えしたり、
お墓参りをする習慣が生まれたそうです。
おはぎとぼたもちの違いは
今では、年中おはぎということのほうが多いですが、「牡丹餅」と「お萩」と書けばわかりやすいですね。
本来は
ぼたもちは、牡丹の季節、春のお彼岸に食べるもの
おはぎは、萩の季節、秋のお彼岸に食べるものの
だったようです
粒あんとこし餡も、秋のお彼岸には、とれたての柔らかい小豆をあんにつかうのでつぶあん
春のお彼岸は、冬を越した小豆なので、皮は固くなっているのでこしあんだったようです
いまは、年中美味しい粒あんがいただけますけどね
お彼岸やお彼岸近くにはお墓参りして、ご先祖様に感謝するひと時を持ちたいですね